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「クラウド」とは、クラウドサービスプラットフォームからインターネット経由でコンピューティング、データベース、ストレージ、アプリケーションをはじめとした、さまざまな IT リソースをオンデマンドで利用することができるサービスの総称です。

 

以前はシステム構築する際にはサーバーやストレージ、各種ソフトウェを購入していたが、クラウドコンピューティングの普及に伴いこれらをサービス事業者がデータセンターで準備したこれらの機能を利用料を払ってサービス利用する形態に変化しています。

 

 

AWSとは?

AWSはネットショップ大手のAmazon社が運営するクラウドサービスです。

 

元々はサーバーリソースやストレージを中心としたIaaSでしたが、昨今はデータベース等のミドルウェアや分析サービスといったPaaSやSaaSも提供しています。

各サービスのほとんどが従量課金体系で構成されているため、利用者はその利用頻度に応じたサービス利用料を支払うことになりますので、オンプレミスのように多大な初期コストが必要がないというメリットがあります。

AWSを導入の基本はシステム要件に応じた性能の仮想サーバをEC2にて利用します。

 

また、同じように要件に応じてS3やEBSと言われるストレージを契約します。

あとはネットワーク系サービスを準備しますが、ネットワークについても流れたパケット量に応じた課金体系となるため、大量のデータを流通させる場合には注意が必要です。

なお、提供されるサービスのロケーションは世界各地(北米、ヨーロッパ、アジア)にありますので、必要に応じて選択ができます。

なお、AWSではサービスロケーションをリージョンとアベイラビリティーゾーンと表現しております。

 

 

AZUREとは?

AzureとはMicrosot社が提供するクラウドサービスで2010年から提供されています。

 

AzureもAWSと似通っておりコンピューティング、データサービス、アプリケーションサービス、ネットワークサービスで構成されており、基本はネットワークインフラやIaaSでしたが、それらの機能を拡張するアプローチでPaaS、SaaS領域までカバーしています。

基本的にはVirtual Machinesと呼ばれる仮想マシンをコンピューティングとして利用します。

その他にデータサービスにあるストレージを組み合わせでシステムを構成します。

 

それらのシステムを利用するためにネットワークサービスを付加しますが、AWS同様にパケットの流量によりサービス利用料が変動しますので、注意が必要です。

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AzureはMicrosoft社のサービスであることからSQL Serverなどの従来からある製品との親和性が高いのが特徴です。

また、オンプレミスで構成されているMicrosft製品と連携する機能も豊富に準備されているのも特徴です。

 

AzureもAWSと同様に世界各地にデータセンターで提供されており、日本リージョンも準備されていますので、ネットワーク遅延の影響を受けやすいシステムにも適用がしやすいです。

 

 

AWS vs AZUREを比較!

AWSとAzureを比較した場合、サービスそのものに特徴はあるものの決定的な機能の違いがないのが実情です。

 

しかし、エンタープライズユーザの利用を想定した場合にはその違いが現れます。

Azureを展開するMicrosoftは以前からエンタープライズユーザに対してWindows OSを中心として様々な製品ライセンスを提供してきました。

そのため、日本独自の商慣習に合わせたビジネスモデルを準備していました。

 

例えば、日本にはシステムに関して予算制度で運用している場合が多いです。

その場合、AWSやAzureの従量課金のサービス体系だと当初の予算を下回ることもありますが、それを上回る可能性もあります。

それは予算制度でシステムを運用している日本企業は柔軟に対応ができません。

そのため、Azureではオープンライセンスという制度を準備し、年度当初に1年分の利用料チケットを購入できるようになっています。

そうする事により、年間の利用料を予算に応じてあらかじめ設定することができます。

 

一方のAWSはオープンライセンス体系のような制度はなく、従量課金制度のみです。

加えてドル建てでの決済になっており、日本の商慣習には不向きなものです。

しかし、AWSはパートナー制度を充実させており、AWSを活用したビジネスを日本のパートナーが展開しやすくなっています。

そういったパートナーが日本のエンタープライズユーザ向けにサービス体系をカスタマイズしAWSを導入しています。

 

例えば、日本のパートナーがドル建てを円建てにして請求したり、定額制を準備したりしてますので、用途に合わせて選びたいですね!

 

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